素材の選定・評価、仕様の確認、図面の作成から試作。
企画をより具体的に形にしていきます。
お客様と一緒に創造する仕事は、胸が「ワクワク」して大好きです。
私は開発課で電子機器や自動車部品関連の設計を担当しています。
私たち開発課の仕事はお客様とお会いしてお客様のやりたい事や実現したいイメージなどを会話の中から聞き取り、そこから具体的な形を作り上げて提案させて頂く為に図面を描き上げる事から始まります。図面を描いて試作品を制作し、それをお客様と一緒に手に取って見ながらまた図面を描き直すことの繰り返しで、1つの商品を作り上げるまでに何十枚もの図面を描きます。また図面を描き仕様書をまとめ上げるだけで終わりではなく、1つの商品を実現するまでにはねじ1本、部品1個から生産現場で立ち上げて自分の目で検証し、また量産開始後には生産ラインから日々挙がる課題を現場で検証しながら図面にフィードバックするという活動までが日々の業務に含まれます。
あたりまえの事ですが、図面を描いただけではモノ作りはできません。ねじ一本でも生産現場に出向き、実際に現場でモノ作りしてみると想定外のことが多々発生し全く思い通りに進みません。また単純に目で見て判る悪さと見るだけでは全くわからない悪さもあります。例えば部品単品では規格合格品なのに、実際に組み合わせてみると部品同士の相性の悪さで不具合が出てしまい見た目では原因がわからないということもあります。新しい領域に対する知識不足、ミス、見落としなど、新しい挑戦をするたびに自分自身の力不足を痛感します。
それでもお客様と一緒に今までにない新しいものを創造する仕事は胸がワクワクして大好きです。量産までこぎつける商品はそう多くなく、むしろ量産に至らない事の方が多いくらいですが、尽きない好奇心とお客様や周囲の方々に支えられ、これからも設計開発を通した新しい挑戦を続けていきます。
実際のイメージを把握できる様に、大きさ、形、機能の一部を再現したサンプル品を制作します
3Dプリンター
企画を実現する為の適切な材料、部品を選定します
図面や試作品を通じて企画内容に一致しているか、繰り返し評価を行います
蛍光X線分析装置。
紫外 可視分光光度計。
3次元画像検測システム
恒温試験機
数量、品質、価格、納期を前提に、どこからどの様に部品を調達すればよいか検証します
部品や調達方法、企画内容が明確になった段階で商品の価格や仕様詳細を提示します